私は第103回薬剤師国家試験を受験しました。今の国家試験とは若干違う部分もあると思いますが、当時のことを思い出しながら書いていこうと思います。
私が6年次に受けた薬ゼミ模試の結果は統一Ⅰ140点台、統一Ⅱ162点、統一Ⅲ159点でした。卒業論文は4月初旬に終わらせ、中旬頃から国家試験勉強に取り掛かっていました。最初は薬ゼミ講師の方のガイダンスで言われた通り、過去問ベースで問題を解きながら、物理・化学・生物などの基礎科目を中心に取り組んでいきました。学校のカリキュラムも基礎科目から始まり、後に衛星、薬理、薬剤、病態、法規、実務といった流れで授業も進んでいきました。当時は統一Ⅰまでにはあらかた基礎科目は完璧にしておこうと考えていました。
思った以上に基礎科目の理解度が上がらずにいた
学内の授業は基礎科目が終わりかかっていた段階でもまだ私はあまり理解できていないままでした。学校の授業や薬ゼミ講師の方の外部講義なども全て参加し少しでも理解しようと努力していきました。しかし、9月頃に行われた統一Ⅰの結果は140点台(当時の模試の結果が残っていないため具体的な点数を覚えていない)とあまり良い結果ではありませんでした。授業で分からないことがあったら、同じゼミの人に質問したり、教授のところまで行き質問をしていましたが、正直何となくの理解のままで終わっていた気がします。今のままでは確実に国試を受ける前に卒業試験も危ういのではと思いながら、どうすればいいのかだんだんと分からなくなっていました。
薬ゼミオンラインを利用してみた
私の就職先では入社特典として薬ゼミオンラインを無料で視聴することができるというサービスがありました。いくつかコースを選べたのですが、私は11-12月の2ヶ月間全ての科目の動画視聴ができるコースを選択しました。動画はかなり分かりやすく1コマ1時間くらいの動画を一時停止しある程度理解しながら2時間くらいかけて視聴していました。少しでも動画を視聴する時間を確保するために、卒業に必要な出席日数を確保した後は実家でひたすら勉強しました。
ギリギリだが国家試験にも合格
その後1月から国試直前までは両親にお願いして薬ゼミオンラインを利用させてもらいました。統一Ⅲの模試の結果も統一Ⅱよりも3点下がり159点という結果でした。しかし、その後学内の最後の試験ではギリギリ6割以上の点数で合格し国家試験受験資格を得ることができました。その後、国試直前まで薬ゼミオンラインで直前対策講義などを視聴し国家試験に臨みました。国試後の自己採点の結果は220点代くらいでしたがギリギリで何とか合格することができました。今回紹介した勉強方法はかなり邪道なやり方かもしれませんが、少しでも誰かの参考になれれば幸いです。
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